2024年度
・北大エクスチェンジセミナー 2024年6月17日(月)~19日(水)
九州大学の共同資源工学専攻の学生が、夏学期に北海道大学を訪問し、北海道大学の同専攻の学生と共に講義を受講し、交流を深めるプログラムです。
1日目:今年度の共同資源工学特別講義Iでは、終日SREC会員の皆様と学生の交流の機会を設けさせていただきました。学生が企業・機関の方々に対して聞きたいこと(キャリア、事業、知識の活かし方など)をまとめ、実際に各業界の方々との質疑応答、対話を通じて資源系人材が関わる仕事と現状について学びました。また、企業・機関の方々から学生への質問を通して、専攻の学生やその考え方を知って頂く機会となりました。
2日目:国際人材交流セミナーでは、英語によるグループセッション・発表を実施し、午後には、オーストラリアの大学からお招きした講師による講義を通して、海外での資源分野の知見を学びました。
3日目:フィールド調査として、道央地区のCCS実証試験現場および露天掘り炭鉱を訪問し、事業内容を学びました。
2023年度
・資源系教育コンソーシアム運営委員会
コンソーシアム企業、北海道大学、九州大学の代表者が一同に集まり、第1回(4月26日(水)は北海道大学にて、第2回(10月24日(火))は九州大学にて、第3回(11月22日(火)は東京にて、全体の活動計画、講義内容、SREC会員様にご参画頂く講義等に関して、活動実施報告、今後のプログラムなどについて議論・報告しました。 第3回の会では、SREC会員の方々、教員、学生が意見交換をするグループセッションを実施しました。プログラムの良かった点、改善点、今後のプログラムへの要望等をそれぞれの立場から率直に意見を発言し合いました。
・資源システム特別講義I(北海道大学)6月~7月、II(九州大学)10月~11月
資源系企業、商社、土木・建設関連企業の第一線でご活躍されているSREC会員様にオムニバス形式で対面およびオンラインにて講義をして頂きました。最先端の技術・市場動向に加え、各企業の歴史や社風等もご紹介頂き、学生にとっては貴重な機会となりました。
・北大エクスチェンジセミナー 7月4日(火)~6日(金)
九州大学の共同資源工学専攻の学生が、夏学期に北海道大学を訪問し、北海道大学の同専攻の学生と共に講義を受講し、交流を深めるプログラムです。共同資源工学特別講義Iでは、オーストラリアの大学およびフィリピンの大学から3名の特別講師をお招きして、鉱山開発の採掘、選鉱、排水処理等の最新技術動向についてご講演頂きました。他プログラムで北海道大学を訪れていたオーストラリアの大学生も参加し、学生間で活発なグループディスカッションも行なわれました。国際人材交流セミナーでは、道央地区の硫黄鉱山の排水処理施設を訪問し、酸性坑廃水処理や中和処理のプロセスで発生する中和殿物の処理などについて学びました。
・国際フィールド調査 8月~10月
国際的に活躍するためのコミュニケーションスキルの向上や地質フィールド調査や鉱山操業の実態などを理解・経験することを目的として、海外インターンシップを実施しました。オーストラリア、ギリシャに学生を派遣し、鉱山開発、AIの積極的活用、閉山後の環境的及び社会的問題、生物起源の地質現象、海岸浸食等について学びました。オーストラリアでは派遣先に事務所を有するSREC企業へも訪問させて頂き、現場操業視察等の機会をご提供頂きました。インドネシア、ベトナム、カンボジアの地質大学、工科大学に派遣した学生は、ガス・流体分析、コーヒー豆生産への地熱応用、掘削後の生じた泥の農業利用、露天掘り採掘法、排水リサイクル、冶金学などについて学びました。
・九大エクスチェンジセミナー(九州大学) 10月25日(水)~26日(木)
秋学期に北海道大学の共同資源工学専攻の学生が、九州大学を訪れ、九大同専攻の学生と共に講義を受講し、交流を深めるプログラムです。共同資源工学特別講義IIではSREC企業様に国際資源企業の現状、世界の資源の状況と日本の役割などについてご講義頂きました。 翌日には国際人材交流セミナーの一環として、北九州市の鉱山およびセメント工場を訪れ、鉱山機械や切羽のスケールを比較し、上流から製品までのプロセス、廃棄物処理などについて学びました。
・北海道大学―九州大学 共同資源工学専攻 第7期生 修論中間報告会(東京JICA地球ひろば) 11月21日(火)
北大・九大両校の各学生が口頭およびポスターにて研究発表を行いました。 多くの企業・機関の方々に研究発表を熱心にご覧頂き、直接お話しする機会を頂いたことは、学生にとって貴重な機会となりました。また、流行病の収束以来、初めて中間報告会での懇親会を開催し、企業・機関の方々、教員、学生全員が笑顔で自由に交流できた喜ばしい日となりました。
・見学会 11月23日(木)
学生自身が将来についてより明確なビジョンを持つことを目的に、キャリア教育の一環として、学生がSREC企業・機関様へ訪問する「見学会」を実施しました。初めての試みでしたが、SREC会員様のご協力とお心遣いにより実現することができました。 様々な職場を見学させて頂いたことは、卒業後のプランを考える上で、学生たちにとって大きな助けとなりました。
2022年度
・第2回資源系教育コンソーシアム運営委員会(九州大学)
10月25日に九州大学で開催し、主に上半期に行われた北海道大学での実施活動について報告させて頂きました。
・国際人材交流セミナー(九州大学)
留学生の出身国や周辺国の資源開発状況、鉱物処理方法などについて、留学生を含んだ九大生および北大生でグループディスカッションを行い、九州大学で行われた国際学会CINESTにて、最終発表を行いました。また、同セミナーの一環として石灰石鉱山を訪れ、鉱山切羽の頂上および間近から見学し、鉱山機械や切羽のスケールを比較しました。坑内見学では、騒音や粉じんを抑制するために粉砕機を地下に設置する工夫などについて学ぶことができました。
・共同資源工学特別講義Ⅱ(九州大学)
他大学から講師をお招きして、2日間にわたり各種鉱物・廃棄物処理の集中講義を行って頂きました。幅広い鉱物処理の種類や各種金属における鉱物処理の組み合わせを説明していただき、貴重な講義となりました。10月26日には同講義の一環としてシンポジウムを開催し、著名な講師4名をお招きし、最先端技術の紹介や資源を取り巻く状況など最新情報を交えて広く講義を行って頂き、非常に高い教育効果が得られました。また、北大生と九大生がオンサイトで共に参加できる貴重な交流の場にもなりました。
・共同資源工学特別講義Ⅲ(九州大学)
公的機関より講師をお招きして、世界の資源開発状況、国際協力による問題解決手段の提言、資源開発が社会に及ぼす影響日本の鉱山資源開発の歴史と環境への影響など幅広い範囲で集中講義を行っていただきました。
・資源マネージメントⅠ(九州大学)
探査から資源開発、鉱物処理、廃棄物処理まで広く学習するとともに、地域社会への影響や交渉など、実際の資源開発において不可欠な事項についてケーススタディを通して学習する貴重な機会となりました。
・資源システム特別講義Ⅱ(九州大学)
3名の講師をお招きし、宇宙開発、地震波探査、最先端探査工学の授業を行う特別講義です。秋学期においては探査工学を中心とした、地熱、重力分布などにおける講義を提供頂きました。全世界の地質データ地図を用いて基礎的なプログラミング手法により地図上に情報を表示するなど新しい手法での講義を行っていただきました。冬学期には、最先端の地震波測定、宇宙資源開発についての講義を行っていただく予定です。
・国際フィールド調査(九州大学)
海外インターンシップをとおして、国際的なコミュニケーションスキルを強化するとともに、現場管理方法、現場での課題を認識し、現場レベルでの課題解決能力を養うことを目的としています。主に秋学期に学生を派遣し、米国、ベトナム、オーストラリアにて鉱山見学、石油関連研究機関での簡易的実験、資源開発の歴史など学習する機会を頂きました。
・第3回資源系教育コンソーシアム運営委員会(東京JICA地球ひろば)
12月6日東京にて開催しました。今回は新たな試みとして、活動報告後にコンソーシアムメンバー、教員、学生を交えて、グループディスカッションを行いました。それぞれの立場から、各プログラムの良かった点、今後の課題等について意見交換を行い、有意義な時間となりました。
・北海道大学 – 九州大学 共同資源工学専攻 第6期生 修論中間報告会(東京JICA地球ひろば)
第3回運営委員会終了後、同日午後から、北大・九大両校の各学生が口頭およびポスターにて研究発表を行いました。当日は多くの企業および機関から、オンラインも含めて47名がご参加くださいました。ポスター発表では、学生たちは企業・機関の方々と直接、自分の研究について説明することができ貴重な経験となりました。また、多くの方々が熱心に耳を傾けてくださったことは学生にとって大きな励みとなりました。
・第1回資源系教育コンソーシアム運営委員会(北海道大学)
コンソーシアム企業、北海道大学、九州大学の代表者が一同に集まり、全体の活動計画、大学側で提供される講義内容やコンソーシアム企業にご参画頂く講義等に関して議論させて頂きました。
・共同資源工学特別講義Ⅰ(北海道大学)
九州大学の学生が北海道大学に滞在し、特別講義を受講しました。特別講義では、世界各地の資源分野で活躍されている先生方よる基調講演をご提供頂きました。基調講演の内容は、コンソーシアム企業にもご参加頂けるよう、リアルタイム配信を実施しました。
・資源システム特別講義Ⅰ(北海道大学)
資源系企業、商社、土木・建設関連企業の第一線でご活躍されているコンソーシアムメンバーにオムニバス形式で講義をして頂きました。最先端の技術・市場動向に加え、各企業の歴史や社風等もご紹介頂き、学生にとっては貴重な機会となりました。
・国際人材交流セミナー(北海道大学)
最新の地球資源工学のトピックに関して、学生間でディスカッションとプレゼンテーションを実施し、コミュニケーション・プレゼンテーションスキルの向上を図ることを目的とした講義です。最終成果発表の際には、学生だけでなく、コンソーシアム企業の方々にもご参加頂き、実践的な視点でご意見を頂きました。学生にとって社会で活躍されている方々とも議論できる貴重な機会となりました。
また同セミナーの一環として、札幌市内にある鉱山跡地を訪れ排水処理施設を見学しました。様々な水処理プロセスに関わる装置を視察させていただくことができ、学生から多くの質問が寄せられ、現場の状況を体感することができました。
・国際フィールド調査
国際的に活躍するためのコミュニケーションスキルの向上や地質フィールド調査や鉱山操業の実態などを理解・経験することを目的として、約1カ月の海外インターンシップを実施しました。今年度はオーストラリア、ギリシャへ学生を派遣しましたが、派遣先に事務所を有するコンソーシアム企業にも訪問させて頂き、現場操業視察の機会をご提供頂きました。